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やさしい くらしの店

「やさしいくらしの店」と言う本が出版されます。この本は、北海道から沖縄までの47都道府県の自然派ショップ、ガイドブックです。掲載されているお店の数は278店にも上り、自然食品店、自然素材の店、オーガニックコットンのブティック、酒屋さんに雑貨屋まで幅広く紹介されています。キーワードはナチュラルライフを提案するお店。地給市場もこの本に紹介されました。
地給市場のページでは、自然農をはじめとする地域の安心な野菜や穀類、動物性の食材を使用しない地給市場弁当、バイオディーゼルの取り組み、そしてなんといっても量り売り、などが書かれていました。
この本を出版するにあたっては、全てのお店に足を運び取材したそうで、「お店のひとこと」はまさにお店の人の声が聞こえるようです。さらに、写真は一枚も無く全てがイラストなのもgood!いつも地方に行く時にはネットで自然食品店やエコショップを調べて行ってもなかなか行き当たらなかったのですが、この本があればその地域ならではの自然派ショップを巡る事が出来そうでわくわくします。
いろんな地域で皆お店頑張っているんだな〜と思うと勇気がわいてきますし勝手に仲間が出来た気分になっています。テント一つから始めた地給市場が多くの自然派のお店と肩を並べさせてもらえる所までこれたのもお客さんの声に支えられて頑張って来れたからです。これからもしっかり地域に根ざしたお店づくりをして行きたいと思います。
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この本は、地給市場でも販売します。

# by genkiueno | 2006-03-27 22:27  

過剰包装

過剰包装を断ってゴミを減らそう。そんなキャンペーンが目立つようになってきました。過剰包装に関してはすでに10年以上前から問題になっていました。「マイバック」という言葉はかなり一般的になっていますが、積極的に過剰包装を断ろうと言うのは最近になってからですね。
先日、地元紙の山梨日日新聞のやまなしエコライフと言う特集記事で地給市場が紹介されました。「過剰包装やめ、ゴミ減量」と大きく書かれた紙面には量り売りのお店2軒が紹介されそのお店を利用しているお客さんの目で記事が書かれていました。1件はエコリカーショップ、そしてもう1件が地給市場です。地給市場ではお得意さんで清里でペンション「ゲストハウス・ミュー」のオーナーさんが紹介されました。いつもかごに容器をたくさん入れて買い物に来てくれます。食事も地域の安全な食材を使ってお客さんに提供しておられます。買い物するといっぱいのゴミやリサイクル品が出る、もっと量り売りのお店が増えてほしい。そんなコメントをされてました。そんな声に私たちも支えられています。
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家庭から出されるゴミの中で一番多いのは包装、いわゆる入れ物だそうです。リサイクルに関しては、ビン、トレー、ペットボトル、缶などそのほとんどがワンウエイの容器です。しかし現状では、量り売りのお店もなく容器に入っているものを買わざるを得ないのが現状ですし、容器のリユースのシステムも限られています。スーパーなどでの買い物で過剰包装を断ると言ってもレジ袋を断るぐらいしかできません。現在の商品流通の仕組みでは、最初から小分けして容器に入れておくことで輸送や商品管理がしやすくコスト的にも安くなるのが現状でしょう。消費者も今の買い物のシステムに慣れていて疑問を持たない人も多いと思います。
量り売りのお店を増やす為には、販売、流通、容器のリユースの仕組みづくりと、消費者の買い物に対する意識の改革が必要だと考えます。でも実際は案ずるよりか産むが易し、私たちでも出来るのですからその気になれば誰にでも出来るはずです。一度量り売りを知ると、お客さんもだんだんと容器を持って来てくれるようになり、量り売りを楽しんでくれるようになります。全くゴミのでない気持ちのいいお買い物をできるお店がどんどん増えて行ってほしいものです。
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砂糖の量り売り。袋のゴミが出ません。

# by genkiueno | 2006-03-04 10:36 | 量り売り  

小さなお客さんたち。

地給市場には小さなお子さんを連れたお母さんがたくさん来てくれます。
妊婦さんの頃からお店に来てくれていて今ではお母さんと一緒に手をつないで来てくれる姿を見ると微笑ましい限りです。
子供たちも量り売りにもすっかり慣れていて、お買い物のお手伝いをいろいろしてくれます。袋に入れた人参をはかりの上に載せてくれたり、家から持って来た袋にしいたけをつめたり、計算をしてくれる子もいます。みんなとっても楽しそう。
量り売りのお買い物は子供たちには楽しいお買い物なんでしょうね。
あるお客さんから聞いたのですが、子供さんの学校でお買い物についての授業があり「うちのお母さんの行くお店では、たまごを新聞紙の袋に入れてくれるんだよ」と先生に言ったそうです。後日、先生から「本当にそんなお店があるのですか?」と聞かれたと笑ってました。
地給市場では、販売している商品のほとんどが食材と調味料です、そこに買い物に来てくれるお母さんはちゃんと料理をしているお母さんと言う事ですよね。そして量り売りの為の容器やマイバックをわざわざ持って来てくれるお母さんです。とてもすばらしいお母さんたちですよね。幸せな子供たちです。
小さくて元気なお客さんと素敵なお母さんの姿を見ていると、私たちも幸せな気持ちになります。
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# by genkiueno | 2006-02-23 23:52 | スローショッピング  

地給市場のレジ袋

「レジ袋」いつからかレジで渡されるビニールの袋をそう呼ぶようになりました。最近のレジ袋はポリエチレン製で「燃やしても有毒ガスが出ません。」などと書かれていたり。「リサイクルして使いましょう」と書かれているものもあります。安心してもらえるし、燃やせる。・・・なんて言う風には少し環境に意識のある人は思わないですよね。
だって石油製品には違いないし、マイバックを持って行けばもらう必要ないですから。でもたまに便利なときもありますけど・・。
めったに行かないスーパーで、うっかりしているともう商品がレジ袋に入れられてたりします。今では、商品を出すと同時に「袋要りませんから。」と言うようにしてます。お店の人も「ありがとうございます」って言ってくれますよね。でも次の人が「袋もう一枚ちょうだい。」って・・・
地給市場のお客さんは家にある不要な紙袋やレジ袋を持って来てくれますので、マイバックを持って来てないお客さんにはその袋に入れて差し上げます。いわゆるリユースですね。もらってしまったものは出来るだけ回数を使って、次にもらわないように心がけるのが大切ですね。
地給市場にも特性のレジ袋があります。
古新聞を折って作った袋で、葉ものや、きゅうり、ピーマン、トマト、じゃがいも、玉ねぎ、しいたけ、などを入れるのに役立っています。二重にすればたまごも入れる事が出来ます。のりも使わないので使い終わったら崩して古新聞にもどります。その袋を何度も持って来てくれるお客さんもいます。
お店が暇なときはその袋を折っています。古新聞の記事に目が行き全然進まない事もありますけど・・・。
今では、古新聞の折り袋は醤油の樽と並ぶ地給市場の顔になってます。
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# by genkiueno | 2006-02-13 14:54 | 量り売り  

廃食油回収とバイオディーゼル燃料

地給市場では使用済みてんぷら油などの廃食油の回収をしています。きっかけは、コープやまなしと株フェニックスとの共同で行われているバイオディーゼル燃料事業との出会いです。
簡単に説明すると廃てんぷら油を回収してそれを原料にプラントでディーゼル燃料を作ってディーゼル車を走らせると言うもの。ここ数年で急激に注目されているバイオ燃料の一つです。ドイツを始めヨーロッパではかなり普及している燃料です。
地給市場では、量り売りをしているので容器は何度も繰り返し使うリユースによりゴミを出さないようにしていますが、販売した菜種油は使った後どうしているのだろうか?と考えた時やはり回収するべきだと思い、廃油回収拠点としてバイオディーゼル燃料事業に協力する事を申し出ました。
システムは至って簡単。家庭で出た廃食油をペットボトルやビンに入れて持って来てもらい、店に用意してある廃油タンクに移してもらいます。この時、廃油を入れて持って来た容器は持って帰ってもらいます。タンクに廃油が溜まるとそれをプラントに持って行きます。プラントでバイオディーゼル燃料(BDF )を買って帰りそれをお店で販売しています。
商店での回収のメリットは営業時間ならいつでも廃油を持って行けると言う点で、市内ではそのような窓口は地給市場だけです。後は決められた回収日に出すか電話連絡をして持って行くようになっています。買い物のついでに廃食油を出せるような店舗がこれから増える事が望まれます。
地給市場には野菜を出荷するために生産者の方が来ます。そしてBDFの事を知り畑の耕耘機で使ってみる人がいます。生産者の方はすべて農薬や化学肥料を使わずに栽培している人なので環境に対する意識が高い人が多く、BDF利用者も少しずつ増えています。これも野菜を扱うお店ならではの成果です。
更に廃食油を持ってくる人とBDFを使っている人の情報が集まる拠点になり情報の発信も可能になって来ました。
商店は商品を販売するだけではなくライフスタイルを提案したり環境活動の情報交換の場になる事が出来るのです。廃食油を集めることから始まり地域にバイオディーゼルを紹介し、更に普及活動まで出来、情報拠点にまでなって行けるのですから商店の可能性はすごいと感じています。
バイオディーゼル燃料に関してはまたの機会に書いて行きたいと思っています。
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# by genkiueno | 2006-02-03 18:09 | バイオディーゼル