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豆の花の豆腐

今回は地元で作られているお豆腐を紹介します。
この豆腐を作っている豆の花さんは福祉作業所で、豆腐づくりの責任者の方は、以前津金豆腐を作っておられました。2年ほど前事情があり工場を閉鎖、地元産の大豆を使ったおいしい豆腐は手に入らなくなってしまいました。その後、現在の作業所での豆腐づくりの話が出て来て、ようやく今年の夏に復活しました。
天然のにがりと大豆だけを原料とし、消泡剤をつかわずに丹念に作られています。今は長野県の大豆を使っているそうですが、現在地元長坂町で大豆(エンレイ)を栽培中。冬には地元産の大豆を原料にした豆腐が出来ます。地域で材料となる大豆を栽培する事は栽培者や栽培方法なども見えるというメリットがあります。これも地域に農地があるから出来る事ですね。
原料を栽培する農家、豆腐を作る生産者、販売する商店、地産食品を求める消費者、これらの人が居て始めて地産地消が成り立って行く事を改めて感じました。
おいしくて、安全な豆腐にこだわり、障害者が自立できる様にという思いをしっかりと持って豆腐づくりに取り組む豆の花さん、ありがとうございます。
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地給市場でも販売しています。
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消泡剤を使わずに丁寧に泡をとります。

# by genkiueno | 2006-09-17 08:44 | 地産食材  

油の量り売り(油を売る!)

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左の写真は菜種油の量り売りの様子です。
油屋さんから一斗缶の単位で購入してお客さんの持参した容器に小分する販売方法で量り売りしています。
お客さんは思い思いの容器で買いに来られます。油は、量ではなく重さで量り売りをしますので醤油などに比べて注ぐ時に量に気を使わなくてよいので楽です。
始めて買う方には、国産の菜種油で作られていて、昔ながらの圧搾法でしぼられている事、濾過は人毛マットを使用している事、保存方法などいろいろお知らせします。(菜種は99、6%あるいは99、96%が輸入とも言われています。)
ところで、「油を売る」(仕事中にさぼる)の語源の一つは、引き売りで同じ場所を何度も行き来している様子がブラブラして時間をつぶしているようだから。もう一つは油をヒシャクや升で容器に入れる時になかなか切れが悪く最後の一滴まで時間がかかり、その間おしゃべりをする姿が無駄話をしているようだから。だそうです。私は、後者の方が油の特性をとらえている様な気がしますがいかがでしょう?
油の量り売りをしながらお客さんにこんな話をしています。おしゃべりを通してお客さんと商品の知識を共有できる、これが量り売りスローショッピングの良いところなんですよね。

# by genkiueno | 2006-08-27 22:24 | 量り売り  

自然農と自然NOそして自然脳

地給市場を始めるきっかけになったのが自然農だったお話は以前書きましたが、今も自然農の畑と田んぼを続けながらお店をしています。
畑で草刈りをしながらこんな事を考えました。
自然農は自然を受け入れる農。草や虫さえ畑を豊かにしてくれる仲間の様に感じる。
でも現代農業は、除草、殺虫、消毒・・・自然界では当たり前の雑草や虫を畑の中から排除しようとするこれらの農業は自然農とは対局の自然NOだと。
確かに、苦労の割に収量が少なかったり畑の状態によっては栄養不足で作物が小さかったり。
でも、自然NOの農業は受け入れる事が出来ない。
もう自然農以外の方法では作る事を考えられなくなっています。
そう、自然脳になってしまっているのです。
自分の脳が自然脳になったとイメージしてみて下さい。
いろんな物がよく見える様になると思いませんか。
だじゃれのようでまじめなお話でした。

# by genkiueno | 2006-08-12 15:44 | 自然農  

自然農

「耕さず、肥料、農薬を用いず草や虫を敵とせず・・・」自然農の第一人者の川口由一さんの本の一節です。この言葉を実践している田んぼや畑は決して同じではなく作り手の人や土地の状態などで様々な趣を持っています。
私が自然農とであったのは1999年の春、長坂自然農の会の主催で川口さんの妙なる畑の会に参加したときでした。前夜のスライドを観ながらの川口さんのお話と自然農の畑での実習でしたが、その自然農の畑を見た瞬間にその素晴らしい畑の様の虜になりました。作物も雑草も虫やその他の生き物全てが共生している畑をはじめて見たのです。「こんな畑を作りたい」そこが私の自然農のスタートでした。
年に4回、季節の農作業を田んぼの仕事を中心に川口さんより学ぶ機会に恵まれました。4年間くりかえし参加する中で川口さんの言葉が畑仕事をするたびに聞こえてくる様になっていました。でも同じ言葉の繰り返しにいつも新たな発見があり、ますます自然農の素晴らしさ、奥の深さを実感しました。
命の事、絶える事無く続き循環する自然、生態系、自分も自然の一部と言う感覚、いろんな事を思いめぐらせる日々。こんな話をすると「宗教でも始めたの?」などと言われる事もしばしば。そういえば私たちはいつの頃からか命の話や八百万の神の話をする事が無くなっていました。ほんの少し前までは命の事や、自然の営み、季節の移り変わりなどは生活の中で近くに存在していたはずです。今ではそんな話題はかえって非日常的で、「宗教」で片付けてしまうのかもしれません。
自分が自然農を始めてから「こんな畑がもっともっと増えるといいな、畑が全部自然農の畑だったら・・・」そんな事を思う様になったのです。そのために何か出来る事は無いだろうかと考えて自然農の野菜の八百屋を思いついたのでした。
その理由の一つは自然農を実践している人が少しでも野菜を販売できて経済的な協力が出来ないだろうかという思い。そしてもう一つは、自然農の野菜を食べてもらう事から自然農の素晴らしさを知ってもらい1人でも多くの人が自然農を始めるきっかけになってくれればと言う思いです。どちらも自然農の畑を増やして行く事につながると思いました。自然農を知ってもらう窓口としては、地給市場はその役目を果たしつつあります。この先、そう何年も先に農薬や肥料に頼らずに作物が作れる畑をこの地域にいっぱい残して行く事がとても大切なのです。この地域にはそれが出来る可能性がいっぱいあると思うので「伝えるお店」としてこれからも自然農の素晴らしさを伝えて行きます。
ところで、地給市場の営業日が火曜、木曜、土曜だけなのは、間の日に自然農の畑と田んぼをしてるからなんですよ。

# by genkiueno | 2006-07-08 22:51 | 自然農  

桃花村の新茶

地産地消を実践するのに何よりも大切なのが地産だと思います。少し前までは地域で醤油を造る醤油屋さん、油を絞る油屋さん、味噌屋さん、豆腐屋さんなどがありました。今でも残っている所はありますがその数は減っているでしょう。地産が消えていっているのです。以前にも書きましたが地産地消の頭の一文字を消すと「産地消」産地が消えるという意味になります。これでは地産地消は進みません。地給市場のある山梨県ではもろみから作っている醤油屋さんは二件のみ、油を絞ってくれる所は一件もありません。
しかし一度消えた産地が復活する動きもあります。地給市場のある北杜市の東隣にある敷島町。この山間ではかつてお茶が栽培されていました。しかし20年ほど前に既にお茶農家は無くなりお茶の木は荒れ放題で2メートルの樹になっていたそうです。その荒れた茶畑を2年以上かかって手を加えて復活させた人たちがいます。桃花村の方々です。若い方も多く農薬を使わずにお茶を栽培されています。少しずつ栽培も軌道に乗り緑茶、緑茶の粉茶、番茶などの他にほうじ茶も製品化に向けて作っておられます。
今年も、地給市場に桃花村の新茶が届きました。この地域の、無農薬のお茶が飲めるなんてとても嬉しい事です。茶畑を復活させた皆さんに感謝しています。
この他にも若い人でお酢屋さんを引き継いだ人が居たりと心強い話を耳にします。地給市場はそんな方々の応援をしていけるお店でありたいと思っています。この美味しいお茶を頂きながら地産の話に花を咲かせましょう。
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桃花村のお茶

# by genkiueno | 2006-06-22 11:52 | 地産食材