人気ブログランキング | 話題のタグを見る

地産地消の新しいかたち

地産地消。
これを実現させるのには「地産」がとても大切だと言う話を以前書きましたが、地産を守らなくては地消どころではないですよね。
今日本では昔ながらの地域の作り醤油や油屋さんがどんどん少なくなっています。地給市場を始める時に探したのですが山梨県には油を搾っているところは見つかりませんでした。
「地産地消」の頭の「地」を取ると「産地消」。産み出すところが地域から消えていっています。
今回そんな中で新しい地産地消の可能性と出会ったので、それについて書いてみたいと思います。

夏になると地元のお祭りが多くなります。
そのお祭りのひとつ「オオムラサキ祭り」に北杜市バイオディーゼル燃料を考える会でブース出展をしました。
廃油を使ったリサイクルキャンドルづくりの体験を中心にこの会の活動を紹介するパンフレットなどを配りました。このキャンドル作りは子供を中心に盛況で、廃油を捨てずに回収して生かすことができる事を学んでもらいました。ちゃんとお母さんに伝えてね。

このお祭りで私たちのお隣のブースに地球温暖化防止センターが出展していました。この会は身内のような会で何度も協力してイベントなどもしていますが、今回そのブースでは菜種油を搾る実演をしていました。小さな機械ですが、油を絞るところを実際に見るには充分面白くて、多くの人が足を止めて見ていました。この菜種は、遊休農地の活用、景観保全、温暖化防止の視点から栽培されたもので、たくさんの種が収穫できたのでそれを搾って食用油を作ったそうです。横に設置したソーラークッカーで菜種を炒ってから搾油機に入れると言うこだわり。環境に配慮した展示になっていました。来年はバイオディーゼル燃料の発電機で機械も動かしたいです。

このように、一度地域から消えてしまった地産の菜種油が地域のNPOなどの環境活動により規模は小さいながら復活する可能性が見えてきました。儲けにならないと言う経済的価値から環境価値へと価値観が転換した事で地産を取り戻す事ができたのではないでしょうか。地域の消費を満たすにはほど遠いですが、まずは第一歩。身近で生産される事により、その貴重さが改めて分かります。無駄にせず大切にいただく、そんな気持ちになります。この新しい地産の形が全国で誕生する可能性を感じました。

この菜種油。地給市場で販売してほしいとの要望もありました。念願の地産の菜種油。お店に登場したらまたご報告します。

地産地消の新しいかたち_f0040341_9124516.jpg

菜種の搾油機。

by genkiueno | 2007-08-22 09:14 | 地産食材  

<< 小麦粉の量り売り 田んぼの様子 >>