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地給市場の弁当

地給市場では毎週木曜日には弁当と総菜を作っています。
お店の食材や調味料を使った弁当で、動物性の食材と砂糖を使いません。販売は予約制で無駄が出ないようにして、少し多めに出来たおかずは総菜としてお店で量り売りをしています。容器は使い捨てのものではなく木製のお弁当箱で、食べ終わったら返してもらいます。いくら体にいいお弁当でもごみを出していては環境に負担をかける事になりますから、最初からのこだわりでした。
お弁当づくりのきっかけは、野菜の豊富な季節にどうしても野菜が売れ残ってしまい、そこで旬の野菜を使ったお惣菜を作ろうと思った事でした。そしてもうすぐ3年。いろいろな方に食べていただいてます。調理される事によって始めて食材は人の体の中に入ります。地域の食材を調理する事でより食材を知る事が出来る。このお店に取ってはとても大切な事です。以前テレビでフランスの料理研究家が言ってました。「料理は冒険だ」。この言葉の意味は、同じコックが同じレシピで作っても、食材によってその味が変わる、食材を作った人が違うだけで味が変わる。二つとして同じ出会いは無く、これは味覚の冒険。この言葉を裏付けるようにお客さんは生産者を見て野菜を買う事が多い。そう、味が違うのです。
わたしたちは、料理をして、食べる、その大切な食材を扱っている。その気持ちを弁当を作る事でいつも確かめている、そんな気がします。
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ある日の地給市場弁当、 もちきび、じゃがいも、セイタンなどのコロッケ/豆腐マヨネーズで和えたマカロニサラダ/小豆入り玄米ご飯など

by genkiueno | 2007-03-03 19:56 | 地給市場日記  

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