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自然農

「耕さず、肥料、農薬を用いず草や虫を敵とせず・・・」自然農の第一人者の川口由一さんの本の一節です。この言葉を実践している田んぼや畑は決して同じではなく作り手の人や土地の状態などで様々な趣を持っています。
私が自然農とであったのは1999年の春、長坂自然農の会の主催で川口さんの妙なる畑の会に参加したときでした。前夜のスライドを観ながらの川口さんのお話と自然農の畑での実習でしたが、その自然農の畑を見た瞬間にその素晴らしい畑の様の虜になりました。作物も雑草も虫やその他の生き物全てが共生している畑をはじめて見たのです。「こんな畑を作りたい」そこが私の自然農のスタートでした。
年に4回、季節の農作業を田んぼの仕事を中心に川口さんより学ぶ機会に恵まれました。4年間くりかえし参加する中で川口さんの言葉が畑仕事をするたびに聞こえてくる様になっていました。でも同じ言葉の繰り返しにいつも新たな発見があり、ますます自然農の素晴らしさ、奥の深さを実感しました。
命の事、絶える事無く続き循環する自然、生態系、自分も自然の一部と言う感覚、いろんな事を思いめぐらせる日々。こんな話をすると「宗教でも始めたの?」などと言われる事もしばしば。そういえば私たちはいつの頃からか命の話や八百万の神の話をする事が無くなっていました。ほんの少し前までは命の事や、自然の営み、季節の移り変わりなどは生活の中で近くに存在していたはずです。今ではそんな話題はかえって非日常的で、「宗教」で片付けてしまうのかもしれません。
自分が自然農を始めてから「こんな畑がもっともっと増えるといいな、畑が全部自然農の畑だったら・・・」そんな事を思う様になったのです。そのために何か出来る事は無いだろうかと考えて自然農の野菜の八百屋を思いついたのでした。
その理由の一つは自然農を実践している人が少しでも野菜を販売できて経済的な協力が出来ないだろうかという思い。そしてもう一つは、自然農の野菜を食べてもらう事から自然農の素晴らしさを知ってもらい1人でも多くの人が自然農を始めるきっかけになってくれればと言う思いです。どちらも自然農の畑を増やして行く事につながると思いました。自然農を知ってもらう窓口としては、地給市場はその役目を果たしつつあります。この先、そう何年も先に農薬や肥料に頼らずに作物が作れる畑をこの地域にいっぱい残して行く事がとても大切なのです。この地域にはそれが出来る可能性がいっぱいあると思うので「伝えるお店」としてこれからも自然農の素晴らしさを伝えて行きます。
ところで、地給市場の営業日が火曜、木曜、土曜だけなのは、間の日に自然農の畑と田んぼをしてるからなんですよ。
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by genkiueno | 2006-07-08 22:51 | 自然農