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大和芋

この季節ますます寒さが増しますが、そろそろ師走という言葉の通りお坊さんでなくても何かと忙しく走り回る頃ですよね。疲労がたまり体力が落ちた頃に風邪菌に襲われるなんて事もよく耳にします。そんな季節におすすめの地産食材を今回は紹介致します。

北杜市は明野町で収穫された「大和芋」です。
大和芋は長芋などと同じヤマノイモ科ヤマノイモ属で中国が原産の芋です。日本では奈良で多く作られていたので大和芋と呼ばれると聞きました。長芋とは形が違いイチョウの葉っぱのような形をしています。

さてこの大和芋のおいしい食べ方ですが、やはり とろろ でしょう。ご飯や、そばにかけて食べるとおいしいですよね。 おいしいとろろの作り方は、すり鉢にすりおろした後、すりこぎをリズムよく大きく動かし空気を含ませるような感じでおろすと良いそうで、こうすれば滑らかでふっくらとしたとろろになるそうです。大和芋のとろろは長芋より粘り気がありまとまりがあります。
ちなみに、皮はスプーンを使って剥くと簡単に剥けると聞きました、また酢水で手を濡らしておくとかゆくならないそうです。

他の食べ方としては、のり巻きのように海苔の上にとろろを広げ巻いたあと、食べやすい大きさに切って天ぷらにしてもおいしいです。

とろろはマグロ丼などにもネギと一緒にかけますが、大和芋にはジアスターゼ(別名アミラーゼ)という消化酵素が多く含まれていて他の食べ物の消化も助けてくれます。大根おろしなども消化を助けてくれる事がよく知られていますが、大和芋には大根の約3倍のジアスターゼが含まれているそうです。

この大和芋、漢方でも滋養強壮剤として用いられるらしく、滋養強壮、病後の疲労回復に効くと言う事です。

師走に入り忘年会などで疲れた胃腸。疲労回復に効果があり胃腸にも優しい、大和芋のとろろを食べてみてはいかがでしょうか。
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by genkiueno | 2007-11-27 22:39 | 地産食材  

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