リメイク

 今回はリメイクの取り組みについてお話しします。既に目的の用途としての役割を果たして使われなくなった物はごみになります。でもそのままごみにしてしまわずに使える物に再生する、それがリメイクです。例えばハギレをつなぎ合わせて一枚の布を作るパッチワークなどもリメイクです。「捨てるのはもったいない。これで何か作れないかな?とりあえず捨てずに置いておこう。」そんな経験はないでしょうか。

先日、テレビでそんなリメイク商品をいくつか目にしました。まずは、フィンランドのseccoというブランド。パソコンのキーを使ったキーホルダーやシートベルトで作ったバックや洗濯機のドラムで作った果物皿、などなどまさに廃棄物を再生した商品を作っていました。別の番組で紹介されたエコショップではトラックの幌とシートベルトを使ったバックやスノーボードのシェルフ、T- シャツをパッチワークした布などがあり、どれも環境思考の強い商品として紹介されていました。

リメイクは古くから日常の生活の中で衣服から建築まで様々なジャンルで活躍してきました。京都の町家では築80年の建物の木材に既に古材が使われているのを見ました。ここ北杜市では古くなった布を裂いてその布で織物をする「裂き織り」を伝える教室もあります。これらは生産、使用、再生の道筋がしっかり作られたもので、物の価値が高く、人の手を加えてでもその物を再利用していた時代だからこそこのような再生の文化があったのでしょう。その後、物の価値はどんどん低くなり人の手をかけるだけの価値がなくなり再生よりも廃棄と生産を選んでしまったのです。しかし、今、この価値の値が経済から環境の値へと変わり始めると環境価値の高いことに人の手が加わっていくのではないかと考えられます、またそうなってほしいと思います。

さて、テレビで紹介されたリメイク商品を見て思ったのですが、たとえ廃棄物を再生した環境に良い商品でありながら商品として優れた「機能性」と「デザイン」を満たしていることが大切だと言うことです。環境には良いことは分かっているけれど「ださい」「使いづらい」だと、結局無駄に手をかけただけに終わりかねません。ですからこのリメイクはかなりセンスが問われるジャンルになることは違いありません。古くから残る再生の文化と多様化する廃棄物から新たに産み出されるセンスのよいリメイクグッズはこれから注目するべきジャンルでしょう。

そこで、地給市場でもオリジナルのリメイクグッズを作ってみました。下の写真がそのグッズです。
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この時計、何からできているか分かりますか?
田舎暮らしの人ならばすぐに分かりますよね。そう、草刈り機の刃です。刃が欠けて使えなくなったけれどデザイン的に面白いので捨てずに持っていたものを時計にリメイクしました。刃によってデザインが異なるので出来上がりの時計も様々ですが、まずはヤスリやワイヤブラシできれいにクリーニングします。刃となるチップを一つずつ取り除き形を整えます(ギザギザの部分)。時計のムーブメントに合わせた穴をあけた鉄の板を中心に溶接します。そして塗装して完成。なかなか手間がかかります。お店に置いてありますが結構好評です。この他にも開発中の物もありますが、このリメイクは考えるのが楽しいのと「なるほど」と感心されるのも楽しい。そのうち、リメイクすることを前提にしたデザインが出てくるようになるかも知れませんね。また新しいリメイクグッズが完成したら紹介したいと思います。 
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by genkiueno | 2007-06-09 13:50 | 地給市場の取り組み  

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