えごま

量り売りをしている雑穀の中で、今回はエゴマを取り上げてみます。荏胡麻と書きますが、胡麻とは似て非なるものでシソ科の作物で成分も胡麻とはかなり違います。しかし見た目や使い方が胡麻と似ているのでこのような呼び名なのだと思います。荏胡麻は古くは縄文時代から日本人により作られ食べられてきたそうで、食用の他にもその油は千年以上前から使われていて、灯りの燃料や傘や合羽に塗られたり、建築用の塗装油として、日常生活に広く使われていました。油自体に独特の匂いがある事から菜種油の伝わった後、江戸時代には油としての役目は菜種油に取って代わられました。以後、細々と栽培が続けられて現在に至っています。
しかし最近この荏胡麻が注目され始め、商品としてもみかける事が多くなりました。シソ油などと呼ばれて市販されたりしています。荏胡麻にはアルファリノレン酸が多く含まれていてこの酸は魚油などにも含まれていて、余分な油を分解し脂肪を溜まりにくくする効果があり、またアレルギーなどにも効果がある事が最近分かってきました。この酸は体内で作る事が出来ず食べ物で取るしかないそうです。どのような食材にも健康に欠かせない栄養分があり出来るだけ多くの種類の食材をバランスよく取る事が大切ですね。荏胡麻も絶える事なく栽培し続けられ今私たちがそれを食べられる事に感謝しましょう。
f0040341_924981.jpg地給市場でも地域で栽培された荏胡麻を量り売りしています。まだまだ荏胡麻を買って帰る人は少ないですが、高冷地での栽培に適している事や、比較的栽培ししやすい事から今後もこの地域では安定して供給できる雑穀のうちの一つだと思います。食べ方は胡麻と同じ様に使いますが今回は荏胡麻の和え物を紹介します。
材料は、荏胡麻、麸、小松菜、ショウガ汁、白みそ、しょうゆです。
荏胡麻はフライパンで軽く煎って、すりこぎで軽くすります。湯通しして食べやすい大きさに切った小松菜と麸とその他の材料を一緒に和えるだけで出来上がりです。
荏胡麻は煎って使う事がポイントです。
f0040341_918218.jpg

荏胡麻を使った和え物

他にも荏胡麻味噌を造っておいて蒸したり煮たりした根野菜に付けて食べても美味しいです。ちょっとひと手間で美味しく栄養が取れる荏胡麻はこれから注目の雑穀でしょう。
[PR]

by genkiueno | 2007-02-02 09:24 | 地産食材  

<< 高きび もちきび >>