レジ袋の有料化

先日夜のニュース番組でレジ袋の有料化の話題が取り上げられていました。あるスーパーがレジ袋を一枚5円で販売し始めたと言う事でした。いま、日本では国民一人当たり年間約300枚のレジ袋をもらっているそうで、日本全体で約305億枚を消費しているらしく、更にそのうち約70%は焼却されていると言う事です。 
レジ袋の原料は石油。このレジ袋を焼却する事は結局石油を燃やしている事になる訳です。石油を燃やす事で温室効果ガスの一つである二酸化炭素を排出する訳ですから、地球温暖化に結びつく訳です。レジ袋に固定されている原油と製造過程で出る原油を併せると年間55,8万klの原油が使われています。
レジ袋の有料化を導入したスーパーの人は、この制度の導入で「客離れ」につながらないかを懸念していました。レジ袋はもらえて当たり前だった訳ですからこの有料化は消費者の立場からするとサービスの低下という印象を受けかねないからでしょう。全国の大手スーパーが足並みを揃えて有料化でもしない限り消費者の意識は変わらないかもしれません。ただ考えなければならないのが、レジ袋の有料化が目的なのではなくその消費量を減らす事が目的なので、有料化はその目的達成のための手段である事です。有料化も「のど元過ぎれば」で、そのうち当たり前になって一時的に消費量は減ってもまた元どおり・・なんて事になりかねません。
もう一つの問題は、焼却される事なく捨てられたレジ袋の自然界に及ぼす影響です。海や川をはじめ田んぼや畑、木や電線に引っかかったものなどいたるところで見かけるレジ袋です。これらのレジ袋は自然界では姿を消す事はありません。これらの問題はすでにテレビなどでも取り上げられ多くの消費者は知識として知っているはずです。
日常、スーパーやホームセンターでマイバックを持ってレジに立っているにもかかわらず、すぐに商品をレジ袋に詰め始める店員の人も多い。「袋要りませんから」まずはそう言って商品を出す様にしてます。まだまだ、マイバックの意識は店にも、消費者の側にも浸透していないと感じるのですがいかがでしょうか。
地給市場には、そんなうっかりもらってしまったレジ袋が集まってきます。お客さんが「この袋使ってもらえる?」とレジ袋や、紙の手下げ袋をまとめて持ってきてくれます。買い物袋を持って来なかったお客さんや、豆腐などのぬれものを入れたりするのに使わせてもらっています。貯めたレジ袋も自分ひとりではなかなか使い切れないけれどお店に持って行くとみんなに使ってもらえるので喜ばれます。どこかでもったいないと言う気持ちが働いて、捨てずに貯めておくのでしょうね。その前に、「レジ袋もらわないで下さい」って言ってますけど。地給市場は最初からレジ袋がないのでお客さん離れの心配もありませんし、ごみになる物を渡さない事がこの店のサービスだと思っています。
買い物袋や買い物かごを用意してから買い物に行く。少し昔には当たり前の事が今は難しくなってしまってます。急速に変化した生活様式や生活環境。ゆっくりと物事を考える時間が今必要な気がします。
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by genkiueno | 2007-01-17 00:37 | あれやこれや  

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